わかる!シリーズ(1-5):「売れない」理由と改良ポイント【まとめ】

公開日:2020年08月24日最新更新日:2020年08月22日堀内香枝

今回は、「WAKU LABO わかる!シリーズ」(動画)の「第1回 :なぜ商品開発に失敗するのか?(約14分)」の解説5として、「売れない」理由と改良ポイント【まとめ】がテーマです。

失敗する商品企画10の指摘

前回、前々回は、神田名誉教授に「売れなくて困っている」という「ある日の相談風景」を再現した動画アニメーションを静止画に展開した会話をご覧いただきました。

その会話から、商品企画に失敗する10の指摘をピックアップしています。

 

  1. そもそも最初からコンセプトにインパクトがない(差別化できない)
  2. 商品名やパッケージが女性向きでない(ターゲットを十分考えていない)
  3. 技術優先で考えたコンセプトを押しつけている(顧客ニーズから出ていない)
  4. アイデア・仮説が少なすぎる(100件は考えよう!)
  5. 社内の者を調査対象にしている(危険なやり方からは危険な結論)
  6. インタビューは量的検証の手法ではない(最低100人以上の量的検証が必要)
  7. システマティックなプロセスを実行していない(思い込みで突っ走っている)
  8. 開発チーム、特に企画担当者に純文系・純理系は好ましくない(バランス!)
  9. 女性スタッフが少なすぎる(女性向き商品なのに・・・・・・・)
  10. 感覚的に好印象でないと永くは売れない(味やデザインはやはり重要)

 

 

優先度の高い4つのポイント

10個の指摘のうち、より重要な項目は下記4つです。

  1. そもそも最初からコンセプトにインパクトがない(差別化できない)
  2. 技術優先で考えたコンセプトを押しつけている(顧客ニーズから出ていない)
  3. アイデア・仮説が少なすぎる(100件は考えよう!)
  4. システマティックなプロセスを実行していない(思い込みで突っ走っている)

 

 

商品企画の段階で売れるか売れないか決まる

つまり、商品企画の段階で次の4つのポイントをクリアせずに進めると失敗する確率が非常に高まるといえます。

 

① 顧客のニーズを発見していない?
② アイデア・創造性に欠ける(面白くない)?
③ 十分に検証せずに発売してしまう?
④ 価格が高い?

 

根本は、商品企画をシステマティックに行うということにつきるといえます。

では、「売れる商品を企画するには」私達は具体的に、どうしたらよいのでしょうか?

次回(第2回)をご覧下さい。

お楽しみに!!

 

系統だった商品企画にご興味をお持ちになった方向けに、いくつかメニューをご用意していますので、ご活用ください。

すべてにおいてNeo P7という技術を用います。

 

 

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「WAKU LABO わかる!シリーズ」(無料動画)

「WAKU LABO わかる!シリーズ」(無料動画)
動画はこちらよりご覧いただけます。

「第1回 :なぜ商品開発に失敗するのか?(約14分)」を、5つに分けてブログで解説しています。順番にご覧ください。

1-1 商品企画体系Neo P7の紹介
1-2 商品開発の成功率が低い原因
1-3 ある日の相談風景(全編)
1-4 ある日の相談風景(後編)
1-5「売れない」理由と改良ポイント【まとめ】

「第2回:開発に失敗しないためには(約12分)」を、4つに分けてブログで解説しています。順番にご覧ください。

2-1 感動商品をシステマティックに創造する方法
2-2 システマティックなやり方を行う
2-3 定性的手法と定量的手法を巧みに組み合わせる
2-4 究極は3つのポイントをおさえる

「第3回:このようなプロセスでやってみよう(約20分)」の解説ブログもお楽しみに!

 

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女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。