アフィリエイト広告の成果が頭打ち、どう改善する?
新規申し込み客数が伸び悩み
あるベビー用サービスを全国展開している会社さんから最近相談を受けました。
コロナ禍に対応して、オンラインサービスも充実しています。
これまでアフィリエイト広告で新規顧客の獲得が順調に伸びていたそうです。
悩みは、アフィリエイト広告を継続してきたのだが、最近は申し込み数が頭打ちになったというのです。
マーケティングの原点に立ち返って
この会社さんは、アフィリエイト広告の継続は一端止め、マーケティングの原点に戻り、ブランディングに着手することを決断されました。
「自社のブランドが顧客に提供できる価値をもう一度見直してみる。」
ブランドは一朝一夕で築き上げられるものではありません。
既に顧客になってくれている人たちが大勢います。
ですから、確実にブランドは形成されています。
しかし、現在ブランドがどこまで築き上げられているのか?というのを、改めて見直してみる機会を持つことは、企業にとっては重要な機会となりそうです。
ブランディングの進め方4STEP
ブランドは4段階の進化を経ます。
原点回帰して自社そのものを見直してみましょう。
ブランディングは一朝一夕にはできない、どのように進めていけばよいでしょう。
1.機能としてのブランド
品質や性能、素材、サイズ、実用性など、製品として
最低限機能するレベル
⇒良い製品
2.好みとしてのブランド
見た目、使用感、デザインなど、「こんな感じの探してた」と
いうような人の好みによって選択されるレベル
⇒好きな製品
3.社会評価としてのブランド
持っていると自慢できる、世間の評判、安心、あこがれ、
高級感など社会で評価されるレベル
⇒評判の良い製品
世間で評判の良いブランド、ここまでくれば、ブランドは確立されたといえます。
しかし、もう一歩足りません。
4.意味的価値としてのブランド
「私(の自己実現)にはこれ(このブランド)はなくてはならない存在」
「これ(このブランド)があるから暮らせる(信頼)」
「長年これ(このブランド)を使い続けて愛着がある」
⇒かけがえのない製品
注:「製品」は「製品」「商品」「サービス」「提供役務」を包含する表現として使用しています。
「かけがえのないブランド」にまでなると、顧客は浮気しません。
ロイヤルカスタマーと言われる人たちです。
企業にとって収益面からも大変有難い失ってはならない顧客層です。
何事も基本は大事です。
もう一度マーケティングの基本を学んでみませんか。
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堀内香枝
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