好調な「ワークマン」「ノースフェイス」から読み取るwithコロナのキーワード
苦境の中においても好調なアパレルメーカーから学ぶこと
コロナ禍でのレナウンの経営破綻は大変衝撃的でした。
緊急事態宣言を受けて外出する頻度は激減しました。
外出用の洋服を購入する必要性も減り、アパレルメーカーは大打撃を受けています。
その中で、増収増益を達成し注目を集めている企業が2社、「ワークマン」と「ゴールドウィン」。
「ゴールドウィン」は、よく知られている「ザ・ノース・フェイス(The North Face)」ブランドを保有する企業です。
両社に共通するキーワードは、「チャレンジし続ける組織」「ブレないものづくり」ではないでしょうか。
「ワークマン」の強さの秘密
2020年3月期の決算は、売上額・営業利益額・経常利益額すべて前期比30%~40%増と好調ぶりは明らかです。
近年の一般向け広告で、カジュアルウエアのイメージが強くなってきたというものの、売上を稼いでいるベースは「作業服」や「作業用品」であることが決算説明資料で確認できます。
プロ仕様のものづくりがしっかりなされていることが読み取れます。
建設業で働く従業員の作業服のものづくりノウハウがあるからこそ、「ワークマン」がつくるカジュアルウエアに対して信頼も大きいはず。
私の知人は、IT系の仕事をしていますが、冬物のジャケットは「ワークマン」です。
暖かくとても満足しているとおっしゃっていました。
「ゴールドウィン」の強さの秘密
「ゴールドウイン」も2020年3月期決算を終え、売上高は10期連続増収、営業利益は12期連続増益かつ3期連続で最高益を更新しました。
総売上の約8割を占めるアウトドア事業の売上を牽引しているのが「ザ・ノース・フェイス(The North Face)」ブランドです。
このブランドの衣料は、私も持っています。
厳しく過酷なスポーツやアウトドア環境に適した高機能な用品から、私のような一般ユーザーにも使いやすいカジュアルウエアまで幅広い品揃えをしています。
テクノロジーの限界に挑戦し続ける姿勢から生み出される本物の商品が、ハードな環境で目標を追求するコアファンの心を満たし続けているのでしょう。
自社の基軸をブラさなず努力し続けることは大事ですね。
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堀内香枝
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