★感性マーケティングブログ★ 誰でもできる『感性マーケティング』!第10回
感性マーケティングって何?
コンビニエンスストアを例に、感性マーケティングの特長をお伝えしたいと思います。
では、買い物をする理由を質問して回答してもらったと仮定して、説明をします。
コンビニエンスストアで買い物をする理由の回答は、大きく2つに分けられます。
・機能価値・・・コンビニエンスストアが提供している直接的な価値
・感性価値・・・コンビニエンスストアを消費者が利用して得られる心理的な価値
機能価値
まず、機能価値についてどのような回答があったか見てみましょう。
「あなたは、どのような理由でコンビニエンスストアを利用していますか?」
という質問の回答から、機能価値(コンビニエンスストアが提供している直接的な価値)だけを下記に列挙します。
・お弁当を買うため
・おにぎり、パンを買うため
・お惣菜を買うため
・飲み物を買うため
・宅配便を買うため
・公共料金の支払うため
・ATMを利用するため
・チケット予約をするため
など
感性価値
次に、「あなたは、どのような理由でコンビニエンスストアを利用していますか?」
という質問の回答から、感性価値(消費者が利用して得られる心理的な価値)だけを下記に列挙します。
・早朝番組を担当しているアナウンサーにとっては、「選択肢があるモーニング(朝食)」。
・キャリアウーマンにとって、新商品の発売サイクルが短いコンビニエンスストアは、「毎日違ったランチメニューを発見できる」。
・女子高生にとっては、「友達とおしゃべりしてつながれる」。
・日中に銀行や行政機関に行けない人にとっては、「時間帯によって利用制限のある支払いを、時間を気にしないで支払いに行ける窓口」。
など
コンビニエンスストアってどんなところ?
このように、コンビニエンスを利用している人の買い物理由を、機能と感性に分けると、だいぶ印象が違って見えますよね。
感性マーケティングは、「感性価値」に着目をするマーケティングです。
だからといって、機能価値を無視するのではありません。
機能価値は、何を買ったかという実際に行動を起こした情報と捉え、その背景にある人の気持ちや考え方と行動のつながり(因果関係や構造)を探っていくために、感性価値を大切にしています。
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堀内香枝
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