★感性マーケティングブログ★ ブランディングにも3Cは重要

公開日:2017年08月21日最新更新日:2018年03月16日森田 広一

今年の夏は異常天候で大変ですね。

花火大会も各地で中止になったり、見物客がずぶぬれになってしまったりとせっかくのイベントも台無しで、屋台の人たちも仕込んだ材料費やもくろんでいた売り上げなども飛んでしまい大変です。

特に夏休みを楽しみにしていた子供たちにとっては、ちょっと残念な夏休みだったかもしれませんね。

一方、ファッション業界はもうすでに秋物を街中に送り出し始めています。

どのメーカーも売り上げを伸ばすためにあの手この手で頑張っていますが、一番大事なのは、商品価値を上げるブランディングです。

何故ブランディングが重要なのかという話は、以前ブログ2で書かせていただきましたが、今回はブランディングを行う際に大切なことを解説したいと思います。

 

ブランディングにおいても、リサーチと3C分析は必須のモノ

ブランディングが大事といくら叫んでいても始まりません。

顧客に自社商品の価値を正しく的確に伝え競合との差別化を図らなくてはいけません。

では、顧客とは誰でしょうか?!

世の中のすべての人が同じものを欲しがる時代ではありません。

自社の商品は誰にとって価値のあるものなのか?

ターゲットを定めなくてはいけません。

そうです。【Customer(顧客)】分析です。

そして、どのような価値を提供出来るのかを身間違いなく定めなくてはいけません。ここが肝です。

自社が提供する価値を見極める【Company(自社)】分析です。

更に世の中や競争相手がどのような現状なのか?どのような価値を提供しているライバルがいるのかを把握しなくてはいけません。

【Competitor(競合)】分析です。

企業活動においては、「顧客を知る」「己を知る」そして「敵を知る」という活動が大事だとは前回書きましたが、ブランディングという、一見イメージのような姿のないものを創り出す行為においても、3C分析は大事だということです。

 

「製品」を売るから『商品』を売る発想に転換。

マーケティング活動において重要なのは、「製品」という『モノ』を売るのではなく、「商品」という『顧客価値』を売るという考え方です。

機能の良い製品を売っているだけでは、同じような機能を持つ競合はたくさんいるはずです。レッドオーシャンで戦うのはできるだけ避けて、競争相手のいないブルーオーシャンで泳げるようにブランディングを強化しましょう。

『自社だけが提供できる価値』を創出して、他社との差別化を明確にし、勝ち抜きましょう。

 

『かけがえのない商品』が強い理由

では、ブランディングの最終目標などのようになることでしょうか。

それは、顧客にとって、「この商品でなくてはダメ。」、「このブランドでなくては着たくない。」、「これがなくては生きていけない。(ちょっと言いすぎでしょうか)」というように『かけがえのない商品』となることです。

商品を持つことによって、顧客自体が「自己表現できるもの」となるくらいに顧客価値を与えるレベルということです。

 

JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)が主催する『マーケティング解析士講座』では、このようにマーケティング理論を実践するための知識とノウハウを提供しています。

今まで、ブランディングは大事だと聞いては来たけど、自分の会社に活用できていない、なんか体系的に理解できていないと思っていらっしゃる方は、是非受講してください。

受講生の声でも、「今までやろうとしていたことが、体系的に理解でき、取り組むことができた。。」とか、「目から鱗で、ブランディングって本当に意味あるんだ。」などという言葉をいただいています。

是非、チャレンジしてください。

 

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「3C分析」をどのように行えばブランディングできるのか?

分析力はあるけれどシナリオデザインができない。

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広告代理店でマーケティング戦略立案、コンサルティングファームでデータ分析や各種のコンサルティング業務を経験。そこで培われたノウハウを元に人間の「感性」を紐解く独自の分析手法を確立し、そのノウハウを広く世の中に伝えるべく、一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会を設立。目に見えない消費者の深層心理「感性」を数値化し分析することにより、消費者や企業の隠れた欲求を解明し、各種提案やマーケティング戦略立案に役立てる分析体系を教える講座を開設。現在、様々な業種、職種の受講者から評価を得て、大手コンサルティング企業などの昇格必須講座としても認定されている。同時に各種企業のマーケティング・コンサルタントとしても活動中で、現代企業の悩み解決の実質的なサポート活動も継続している。