ヒット商品を絶対に出せないやり方とは
本日は、講座で使用するテキスト※から、売れない商品のつくり方について引用し、それを反転させる方法が、ヒット商品の生み出し方であることを学びたいと思います。
※テキスト「神田教授の商品企画ゼミナール Neo P7 ヒット商品を生むシステム」(神田範明著、日科技連)
市場(しじょう)を見ないで市場(いちば)を見る
・Market Research:現在の売買の状況を捉えて「何が売れていて、何がうれていないか」を調べる、いわが「いちば」を見る。
・Marketing Researcn:顧客ニーズを捉えて今後どう動くか、どう意思決定(開発~販売まで含む)したらよいかを調べる。いわば「しじょう」を見る。
「市場調査」を今動いている「いちば」のみの調査と捉えるか、今後動くであろう「しじょう」を見越した調査と捉えるかでずいぶん話が変わります。
片手で数えられるアイデアから何となく選択
商品開発の現場の悩みでよく聞かれるのが「良いアイデアが乏しい」という現実です。
少なくとも10件以上の(ワクワクするような)アイデア・仮説案のなかから客観的に選ばれたコンセプトならまだしも、片手で数えられる程度の、わずかしかない案から(しかも適当に)決定したものは、うまくいきません。
アイデアの出し方自体が確立されておらず、「顧客から」ではなく「技術から」考えた(=使えそうな技術を活用する)アイデアや、ふと思いついたアイデアで突っ走る人がどれほど多いことか、たとえ運良くうまくいっても、
次もうまくいくというものではありません。
最終決定も感覚的に
たとえ良いアイデアがでたとしても、最後の決定を適当に行うようでは、確実な成果を上げることはできません。
例えば、ここに大きく異なる(しかし有望そうな)A,B,Cという3つの案があるとします。
それぞれについて、さらに、デザイン、性能、機能、価格などで微妙に変化できます。
皆さんはどのように決定しますか?
ひょっとして、チーム内の多数決で得票の最多のものにしますか?
判断を上司やトップに丸投げして責任を転嫁しますか?
いずれも極めて危険です。
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