ウェルビーイング(Well‐Being)とは、個人またはグループが、身体的、精神的、社会的に健康で幸福な状態のことを意味します。
人々が幸せになれる商品を開発出来たら、企業としてもうれしいですよね。
そんな商品やサービスを、我々は『感動商品』と呼んでいます。
商品開発には人の心を満足させる「感性価値」が必要
現在何かと大変なことが多い社会生活ですが、消費という行動は内容こそ変化していますが、衰えることはありません。
劇場に行ったり、街中に飲みに行く人の数は減っていますが、家庭での映画鑑賞やネット飲み会などが盛んにおこなわれています。また、家の中にいる時間が多くなっているため、お取り寄せグルメや宅配ミールなども利用が多くなっています。
社会環境が変化すると消費者のニーズ=「売れるもの」も変化します。「売れるもの・こと」は、単に機能的必要性(機能的価値)も存在しますが、より大きく判断に影響を及ぼすのが感性的価値です。
ただお腹がいっぱいになればよいのではなく、豊かな感情を得たい、おいしいものが食べたい。
その「豊かな感情」や「おいしく感じるもの」は人それぞれです。
「感性価値」を付加することが不可欠
売れる商品を開発するためには、「自社の技術」や「こんな商品が売れるだろう」というプロダクトアウトの考え方で作ってはいけないということですね。
消費者やユーザーが何を考えていて、どのような生活を送りたいと思っているか? 顧客はなぜAという商品を選んだのか? 商品やサービスを利用したことで顧客自身が満足したと感じる「価値」を、企業側は提供しなければなりません。
もちろん、機能的な満足という基本が無くてはいけませんが、現代社会で人が必要なモノはほぼ揃っているといってよいでしょう。そして現在企業の技術力はおしなべて高くなっています。技術力で差をつけることは難しくなっています。そのような社会環境の中で数ある商品やサービスの中から選択してもらうためには、技術力・機能を押し出すだけではない、他の商品やサービスと「違うね」と認識してもらえる差をつくらなければなりません。
そのため、人が望むもの=「身体的、精神的、社会的に幸福になれるもの」を理解し、あなたの会社の商品やサービスを選択してもらえる「価値」を創り出すことが必要になっているです。
「感性」を把握し、マーケティングに活かす『感性マーケティング』
「感性」とは、人間が五感によって外界からの刺激を判断し表現する能力です。「感性」は人それぞれ異なります。バラの花が好きな人がいれば、菜の花が好きな人もいます。
そのため、どのような人がどのような理由でどのような商品やサービスを欲しがっているのかという「感性」を分析する必要があります。
もちろん、感性情報=定性情報を定量化する工程を踏んでから、分析を行います。定性データは分析できない、と誤解をされている方がいらっしゃいます。
誤解をされたままだと、世の中にある半分は定性データですから、大変勿体ないことをされていることになりますよね。
ぜひ、感性データを定量化する方法、定量化した感性データを事業の成果に結びつく戦略立案に活用する方法を、知っていただきたいと思います。
当会の『感性マーケティング』をぜひ覗いてみてください。