商品企画メソッドNeo P7「ポジショニング分析」の役割 

公開日:2020年06月18日最新更新日:2020年08月22日堀内香枝

5段階目に使用する手法について

確実にヒット商品を生み出すことを可能にするメソッド「Neo P7」は、下図のとおり一番左の「仮説発掘法」から始まり
「品質表」まで7段階(7工程)のプロセスを踏みます。

その中で、「ポジショニング分析」は5段階目(5つ目の手法)にあたります。

この「ポジショニング分析」と次の工程で使用する「コンジョイント分析」の組み合わせは、開発前にヒットするかどうか予測を可能にします。新商品開発・新サービス開発や新事業開発のために用いる最も優れた手法として、弊会が「Neo P7」を自信を持ってお勧めする所以です。

「ポジショニング分析」の意義

一般的なポジショニングマップは、どういう図を想像しますか?

例えば、コンビニエンスストアのポジショニングマップを描く場合、Y軸(縦軸)に売上額、X軸(横軸)に店舗数、丸(円)の大きさは一店舗当たりの平均売上額。あるいは、上場企業の業種別ポジショニングマップを描く場合、企業規模や成長度合いを表す数値を使用する、など。

いずれも、現状分析に大変役立ちますね。

その点、「Neo P7」の「ポジショニング分析」は変わっています。

優れた特長は、「ヒットする方向」を確認できる点です。
ヒット商品を生み出すために開発された分析手法です。

これから開発しようとしている仮説商品・仮説サービスが売れるかどうか、または、売れないところにポジショニングされた場合、どちらの方向に改善すれば売れるのかを確認できる、非常に便利な手法です。

どのような商品・サービスを開発しようとしていますか?

「どのような商品・サービスを開発しようとしていますか?」
おそらく、主テーマは1つだけれど、細かな点では利用するお客様にとっていろいろメリットがあるような商品やサービスを開発しようと企画していることでしょう。

<新しい商品・サービスを利用するお客様に感じてもらいたいメリット>
・目新しさ
・面白さ
・楽しさ
・便利さ
・効果
・役に立つ
・使いやすさ
・おしゃれ感
・かっこよさ
・味の特長(味覚、嗅覚、おいしさ等)
・風合いの特長(肌触りのよさ、着心地、履き心地等)
・空間の特長(過ごしやすさ、居心地等)
・安全性
・健康配慮
・環境配慮
・社会貢献性
など、レベルが不揃いですが、挙げたらきりがありません。

顧客に新商品・新サービスの価値を高く感じてもらえるよう、たくさんのベネフィットを考えられていらっしゃることでしょう。

1つのメリットだけを追求して他は無視する、なんていうことはないはずです。
おそらく、究極に「面白い」けど他の要素は全くダメでどうにもならない不満爆発、なんて商品・サービスは開発しないでしょう。

多数の要素(メリット)をうまく集約させて顧客のニーズ(潜在ニーズ)に合致する方向を見つけ出せたら便利だと思いませんか?
それを可能にするのが、NeoP7の「ポジショニング分析」です。

きっとあなたの役に立ちますよ。
統計解析手法の詳細な解説は、実践プロジェクトや商品企画講座の中でしっかり丁寧にわかりやすくお伝えしています。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ下記もご覧ください。

 

★基礎から学ぶ できる!シリーズ 商品企画WEB講座(6月20日~全5回)

★新商品/新事業企画・開発のための「WAKU WAKU 創造 LABO(ワクラボ)」

 

 

新商品ができるまで~商品企画Neo P7をのぞいてみる~

アイデア発想法とは【新商品企画・新事業企画】
焦点発想法をやってみる【新商品企画・新事業企画】
常識を否定する発想法【新商品企画・新事業企画】
グループで回覧板のように書き出す発想法【新商品企画・新事業企画】
たくさんのアイデアから売れるコンセプトを客観的に選択する
客観的な評価を得るメリット
Neo P7「アンケート調査」のポイント1
Neo P7「アンケート調査」のポイント3
Neo P7「アンケート調査」のポイント2
商品企画メソッドNeoP7「ポジショニング分析」の役割
一般的なポジショニング分析との違い【意思決定に役立つ】
開発する商品力を最大化する商品コンセプトの意思決定
コンセプトテストの科学的手法
属性と水準を効率的に組み合わせたカードをつくる
新商品ペットボトル入り紅茶のコンジョイント分析例

 

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女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動を行っています。同時に、企業様のマーケティング課題解決のサポート活動を継続しています。