蛙始鳴 (かわずはじめてなく)、夏の入口の日和
5月5日こどもの日
5月5日といえば、こどもの日ですね。
また、日本の昔ながらの暦(こよみ)では、5月5日~9日の気候を「蛙始鳴 (かわずはじめてなく)」と呼び、夏の入口を表します。
まさに、今日はそんな陽気で、半袖Tシャツ1枚で過ごせる気温です。
端午の節句は、もともと古代中国の菖蒲(しょうぶ)を用いた邪気祓いの行事でした。
平安時代に日本に伝わった頃は「田植え」の行事と結びつき、それが武士の時代になると「勝負」と結びつき、「菖蒲」と「尚武」(武道の精神)をかけて、男の子の節句として定着していきました。
菖蒲で勝負に勝つ
みなさまは、5月5日に何か特別なことをされますか。
鎧兜や五月人形を飾りますか? 鯉のぼりをあげますか? しょうぶ湯に入りますか? 柏餅やちまきを召し上がりますか?
我が家は、菖蒲の葉をお風呂に受けべたしょうぶ湯に入ります。
いつもは入浴剤を入れ、香を楽しんでいますが、5月5日だけはしょうぶ湯です。
菖蒲の葉は、湯に入れても特に香はありませんね。
細長い凛とした葉をそのまま湯に浮かべ、あがるときに、しょうぶ湯で体を何度かはたきます。
一年に一度、身が清められたような気持になります。
お風呂から上がった後は、菖蒲の葉も取り出し、取り出した菖蒲の葉は、花瓶に入れしばらくの間、部屋のインテリアとして飾って楽しみます。
日本の行事・風習を改めて見直してみるよい機会に
外出制限が続く中、日本の行事を改めて見直してみるというのもよいかもしれませんね。
端午の節句・・・男の子がたくましく育つことを願う
五月人形 ・・・子どもの災いを替わりに受けてくれる
菖蒲 ・・・身を清める
鯉のぼり ・・・立身出世
柏餅 ・・・子孫繁栄
ちまき ・・・邪気を払う
昔の日本人は、一つ一つに意味を込めて願ったのですね。
時代が新しく変わっても、日本人の心(日本人らしさ・DNA)を大切に持ち続けたいですね。
参考文献:日本の七十二候(枻えい出版社)
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堀内香枝
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