オンラインセミナー8つのデメリット

公開日:2020年04月29日最新更新日:2020年05月29日JMLA 事務局

起こりがちなつまづきポイント

これまで対面で行っていたセミナーや会議をオンラインに切り替えて実施をしてみると、メリットやデメリットに気付きます。

現時点で気付いた、オンラインセミナーを実施する際の注意点を書き出しておきたいと思います。

参加者がオンラインセミナーに参加する際の、起こりがちなつまづきポイント
① ログインできない
② マイク・スピーカーが機能しない
③ カメラやマイクのミュートON/OFFの設定がバラバラで、統制が取れない
④ 参加者のマイクがONになっていると雑音が入る
⑤ 複数人の参加者の機器が隣接るとハウリングする

トラブルやクレームを起こさないために、社内で事前に何度も練習したり、参加される方がへ事前に案内するなど、準備が必要です。

オンラインのやりにくさ(弱み)

① 意見交換・やり取りが「空中戦」になりやすい。論点や決まったことが何なのか、分かりにくくなる。
② ホワイトボードのように、全員の共通認識を取るための道具が使いづらい、情報を整理しづらい。
③ 疑問点を気軽に質問したり聞き返したりしづらい。
④ (人によっては)疲れやすい。
⑤ 参加者同士の意見交換・交流がしづらい。
⑥ 「場」全体が出している空気や雰囲気が、対面に比べると伝わりづらい。
⑦ 他グループの様子(盛り上がりの温度差など)について主催者以外がわからない。
⑧ 対面以上に「内職」がしやすい。

特に、⑧の「内職」がしやすいは、セミナーだけでなくミーティングにも当てはまります。
オンラインだと、画面を集中して見続けることが難しく、「ながら」参加が多いように思います。
リアルとは違った形で、「集中」してもらうワークや仕掛けが必要だと感じています。

満足度向上を目指して

オンラインのやりにくさ(弱み)への対応方法案としては、

① 事前にアジェンダ(議題、時間、目的、到達目標)を共有する。アジェンダに沿って場を運営する。
② 役割分担を行う。進行係が場の進捗・アウトプットの確認に専念できる環境をつくる。書記は記録をとる。複数人を「共同ホスト」に設定する。
③ ホワイトボード機能を使って共同作業することもよい。チャット・議事メモ保存機能も有効。
④ 挙手・ジェスチャーなどのやり方のルールを決めて、質問しやすい環境設定をしておく。
⑤ 対面以上に頻繁に休憩する。
⑥ ブレークアウトルーム(zoomの場合)も活用し、参加者を小単位で分けてディスカッションを促す。また、オンライン懇親会も併用してみる。

良いセミナー開催を目指していきたいと思います。

JMLAセミナー・講座一覧
感性マーケティング、商品企画、アナリスト、セールス、ヒューマンコミュニケーション、マーケティング理論のベーシックパスポート
新商品/新事業企画・開発のための「WAKU WAKU 創造 LABO(ワクラボ)」

The following two tabs change content below.

JMLA 事務局

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)は、「マーケティング」および「商品開発/事業開発」において、人財育成(認定資格講座、企業研修)および企業様の事業支援・開発支援を行っています。また、商品開発/事業開発の系統的なメソッド「Neo P7」を用いて企業の社員様が自分たちで持続的に開発を実現できるようにするための内製化支援を行っています。