★感性マーケティングブログ★ 感性マーケティングはいつ役立つの?
事業計画の数字が計画通りになったためしがない
上場企業を除けば、事業計画を作成して公開している企業は多くないです。
事業計画書が必要なタイミングは、資金調達のときではないでしょうか。
緊急に際して作成する事業計画書は、指定された用紙に半日程度で書き込む作業にすぎないのではないかと思われます。
それでは、ビジョンを持った事業計画になりませんね。
経営者は本来、ビジョンを持って起業したはずです。
経営者の“感性”を引き出し、投入した事業計画こそ、本来の事業計画の姿です。
「きれいごとだ」と怒られそうですが、日々休みもなく働く経営者に少しでも希望を持って経営をしてほしいと思います。
自分をどうしたいか
何をしているときが一番生きがいを感じるか
何で役立ちたいか
そう自分に問うことが、まさに経営者の“感性”を事業計画に反映させるスタートです。
POSデータを緻密に分析しても新たなターゲットを見出せない
過去の事例で、「主力商品を売上2倍にしたい」ために、POSデータを社内の分析チームが総力をあげて分析したが、どうしても新規ターゲットが見えないというケースがありました。
当然です。
POSデータは、実績データですから現在買ってくれている人は誰か、という事実は把握できます。
しかし、現在買ってくれていないが将来買ってくれそうな潜在ターゲットは、POSデータではわかりません。
POSデータに記録されていない人を新規ターゲットにしたいはずです。
このような場合は、顧客ではない層への“感性”アプローチが有効です。
顧客満足度の上昇が鈍化している
顧客満足度調査を行っている企業は少なくないと思います。
満足度が低い段階から、改善点を見出し、徐々に上昇すると、活動の成果を実感でき嬉しいものです。
しかし、上昇し続けることはなかなか簡単ではなく、「何かおかしい」というタイミングが必ずきます。
顧客満足度は、点数で表されていることが多いです。
数字が鈍化したとき、その原因をどのように把握しているでしょうか。
単に、なぜその点数にしたのか(そう評価したのか)、理由を聞いているだけに留まっていないでしょうか。
もっと深くお客様の“感性”を探ってほしいものです。
必ず経営方針や業務を見直す答えが見つかるはずです。
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堀内香枝
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