持続可能な社会とマーケティング
SDGs、大企業と浸透格差
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
エスディージーズと読みます。
大手企業、特にグローバル企業は、サプライチェーンまで含めて責任を持つのが世界の動きです。
そのため、投資に好影響を与えられるよう、SDGs(持続可能な開発目標)を非財務指標として経営計画組み込み、社会課題を解決することと、企業の利益を追求することを共存させ追求しています。
関東経産局の「中小企業のSDGs認知度・実態等調査」(2018年10月調査)によると、「SEGsについて全く知らない」の回答が84.2%という結果だったと発表されています。
残念ながら、大手企業と中小企業との間では浸透格差が生じています。
既存の取り組みが社会課題と関係していることに気付くことから
-外務省ホームページ「持続可能な開発目標(SDGs)とは」より–
SDGsのゴールには、
・貧困をなくそう
・飢餓をゼロに
・全ての人に健康と福祉を
・質の高い教育をみんなに
・ジェンダー平等を実現しよう
・働きがいも経済成長も
・住み続けられるまちづくりを
など17のゴール(グローバル目標)・169のターゲットから構成されています。
上記に挙げたゴールの中にも、中小企業がこれまで取り組んできた、という項目があるはずです。
SDGsグローバルゴールは、何も全く新しい活動ではなく、住みやすさ、働きやすさ、平和維持、環境維持といった地球持続可能な社会をつくる本質の活動なので、よく読むと人間として当たり前のことをしようよ、といっていることを理解できるでしょう。
マーケティングとの関わり
マーケティングとは、一言で言うと、利益を生む仕組みづくりです。
利益を出せば何をしてもよいかというと、世界が持続可能な社会を目指している今、環境に悪い影響のある商品で利益を出すことは社会が認めないでしょう。
反面、自分が買う場合、「環境に良い」だけの商品では買いませんね。
「自分が使うときに使いやすいか」「使った自分を想像して満足できるか」という使い手の基準も出てきます。
その”購入基準”は、何か1つの基準だけで購入を判断しているのではなく、いくつかの複数の基準が存在しますよね。
昔は複数の基準の中に、”環境”という基準が存在しませんでしたが、今は”環境に配慮しているかどうか”という基準も含まれている人が多くなっているといえます。
したがって、お客様が使うときに、
「自分が実現したいことを実現してくれる商品で、自分が使うことで持続可能な社会に貢献もできる」商品と、
「自分が実現したいことを実現してくれる商品だけれど、持続可能な社会に悪影響を及ぼす」商品と、
どちらがお客様に満足を与えることが出来るかというと、前者であることはいうまでもありません。
SDGsへの取り組みと、それらの取り組みを表現することは、マーケティング戦略上は、「付加価値」「差別化」「優位性」の提供といえます。
SDGs参考サイト
ピコ太郎さんの動画
ピコ太郎 × 外務省(SDGs)~PPAP~
JAPAN SDGs Action Platform(外務省)
SDGsとは?
国際連合広報センター(United Nations Information Centre)
持続可能な開発目標(SDGs)とは
「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」
日本語(外務省仮訳)
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