★感性マーケティンブログ★目標設定とタイムマネジメント。
スポーツが好きだからなのか、スポーツの世界が長足に進歩しているからか、最近スポーツ界の話題に刺激されることが多い。
一部ではおかしな事件も起きているが、多くのアスリートは、勝ち抜く努力を惜しまず頑張っている姿が刺激を与えてくれる。
今回は、そんな中から企業人として重要性が改めて脚光を浴びている「タイムマネジメント」とプロ野球の話題との関連性に
関して書いてみたい。
プロ野球コーチの目標設定が新鮮に感じた理由。
巨人の斎藤投手総合コーチが、今年の目標を聞かれた際に、
「①規定投球回数到達投手5人。 ②先発70勝。 ③リリーフ15勝。 ④3失点以下を90試合以上。」と具体的な4項目を
挙げたそうです。
もちろん、優勝するという大目標達成のためのブレイクダウンです。
今やスポーツの世界では当たり前のような目標設定なのかもしれませんが、そのことが結構新鮮に映りました。
何故ならば、今、このように明確な目標設定を行い、企業努力をしている会社や社会人がどのくらいいるのだろうと考えて
しまったからです。
企業は、売上利益の獲得が使命ですが、いざ計画を立てる際にどこまで具体化されているのか不安になるお話を多々聞く
ことが多いからです。
「目標はどのように設定されましたか?」とお聞きすると、
「はい。売上○○億円を獲得するという明確な目標を設定しました。」という元気な回答が聞かれるのですが、
「その目標達成のために何をやるのですか?」とお聞きすると、
「全社一丸となって営業努力します!」というような回答が返ってくることが、実は多いのです。
やや大げさな表現ですが、言いたいことは【目標達成のための具体策】が十分に練られていないことが多いということです。
目標達成のために、どのような【タスク】が必要で、それらのタスクをどのようにこなしていくのかという
【タイムマネジメント】が具体化されていないということです。
そんな現状を痛切に感じていたところに、冒頭の斎藤コーチの話が目に触れたものですから、刺激を受けた次第です。
目標のブレイクダウン、「タスク化」。
どんな企業でも目標は立てるのですが、その目標達成のために何をなすべきかというブレイクダウンが曖昧になっていると、
その目標はほぼ達成できないという結果に終わってしまいます。
目標達成のために、何をやらなくてはいけないのか、詳細な「タスク」に分解し、それぞれのタスクの「KPI」を設定し、
いつまでに行わなくてはいけないかというスケジューリングを行うことにより、はじめて目標達成の道が見えてくるのです。
当たり前のことだと思われる方も、一度ご自分の仕事を振り返ってみて下さい。
本当のブレイクダウンができているでしょうか。
ブレイクダウンすること自体に時間がかかります。なので、ついつい分かったつもりになって業務を進めてしまっている
というのが実態ではないでしょうか。
確かに、長年の経験値によってうまくいっている場合も多いでしょう。
しかし、新人や、部下はそのような経験値を持ってはいません。
会社全体、部署全体、チーム全体の「業務効率」を向上させるためには、一つ一つの業務が、適格な「タスク管理」のもと
実行されることが必要なのです。
正しいタイムマネジメントは、正しいワークライフバランスを生む。
企業戦略とは、その文字のごとく戦いであるということは、前回にも書きました。
戦う前に大将や参謀が戦略を立てるわけですが、その戦略を正しく実行するためには、
一人一人の武将が、「誰が」「何を」「いつ」「どのように」行うのかということを的確に、決めておかなくてはいけません。
でないと、敵に勝つことはできません。
強い武将(営業)が居れば勝てる。近代的武器(製品)があれば勝てるという単純な構造で勝ち続けることができる時代では
ありません。
顧客の購買行動も、その価値観の多様化により複雑化しています。
今一度自社の「生産性向上」のために、足元を見直してみませんか。
結果、正しい「ワークライフバランス」を生み出すことが可能になり、社員全員が生き生きと働ける会社になると思います。
みんな楽しく働きたいですよね。
今からでも遅くありません。
たった今から、タイムマネジメントに取り組んではいかがですか!?
JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)では、「顧客の感性価値」をどのようにデータ収集し、分析し、
戦略に結び付けるかというフレームと実行手順をお教えしています。
戦略目標達成のためのマーケティングタスクをどのように進めていけばよいのかが、明確に理解できます。
ですから、受講したらすぐに実務で活用できます。
是非、マーケティング解析士資格セミナーを受講してください。
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森田 広一
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