『マーケティング・テクノロジーフェア東京2024』弊会講演内容のご紹介
今回は、2月21日にセミナー講演しました内容をご紹介いたします。
目次
マーケティング・テクノロジーフェア東京2024 イベント開催概要
弊会は『マーケティング・テクノロジーフェア東京2024』を後援いたしました。
また、セミナー講演をいたしました。
名称:マーケティング・テクノロジーフェア 東京 2024(第12回)
日時:2024年2月21日(水)・22日(木) 10:00-17:00
会場:東京ビッグサイト 東1ホール
同時開催:イーコマースフェア 東京 2024(第17回)
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)
イベント公式HP:https://www.tfm-japan.com/
[イベントプログラム]展示会、事例&ソリューションセミナー、基調講演、特別講演
弊会講演内容のご紹介
「感性マーケティング」から見えてくるもの。声から「深層心理」を分析する、顧客起点のマーケティング
最終的に講演には「総勢109名」にご参加をいただきました。
写真:インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)様よりご提供いただいた記録写真
<講演概要>
「感性マーケティング」から見えてくるもの。
声から「深層心理」を分析する、顧客起点のマーケティング
- 感性マーケティングとは
- 感性とは
- マーケティング3つの課題
- 感性が経済価値を生む
- 顧客を知る4種類のデータ
- 定量情報と感性情報の関係性
- 感性データの取得例
- 感性マーケティング事例
<講演者>
一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)
理事
堀内 香枝
◎感性マーケティングとは
まず、「感性マーケティング」とは、人に寄り添うものづくり(サービス含む)から提供、顧客との長期的な関係づくりまで、仕組みをつくり事業の成果を持続的に実現することです。その活動の要所において「感性データ」や「定性データ」を活用してゆくことです。
◎感性とは
次に、感性とは、人間が外界からの刺激を感覚(五感など)で受容し処理し表現する能力のことです。
「感性をデータで収集する方法」はこちらをご参照ください:「感性とは、感性マーケティングとは」
◎感性マーケティング事例
ーマーケティング成果を創出するために感性データを活用した事例ー
事例の「感性データ」は、消費者アンケート(インターネット調査)に回答いただいたフリーアンサー(テキストデータ)、あるいは、取引先アンケートに回答いただいたフリーアンサー(テキストデータ)です。
1.「もっと広いターゲットに商品を受け入れてもらう」ための商品の「本質的価値」とは
2.POSデータからは見つからない新しいターゲットを発見する
ターゲット層が狭い場合は、特定のニーズに応じることにより成果を達成できますが、商品を変えずにターゲット層を拡大する場合は、商品の「本質的価値」をしっかり理解した上で、幅広いターゲット層へ伝達してゆく必要があります。「本質的価値」を把握する際に感性データを活用します。
既存顧客はPOSデータから把握できます。しかし、「商品はもっと売れるはず」と、新規ターゲット拡大を図りたい場合、現在はお店の前を通り過ぎているお客様を狙う必要があります。「新規ターゲット」を発見するために、アンケートのフリーアンサーを含むデータを活用します。
3.自社商品の「独自能力」と「付加価値」を見失わないために
4.広告コンテンツとニーズのギャップを埋めるために
自社商品の「独自能力」を正しく理解していないと、競合が価格戦略を仕掛けてきた際に、判断を誤るリスクが出ます。「付加価値」の高い商品を値下げしたらどうなるでしょう?客離れを引き推すリスクがあります。自社商品カテゴリーと競合する商品カテゴリーとのポジショニング分析に感性データを活用します。
テレビCMが購買に大きく影響する商品カテゴリーに関しては、テレビCM分析が有効です。テレビCMに投入する金額は競合他社と同じくらいの金額を投入しているのに、自社商品のシェアが上がらないということがあります。その場合は、コンテンツに問題があります。テレビCMは総合芸術ともいえます。五感分析を行うことで改善点を見出せます。
5.新規顧客獲得ルートを構築するために
6.有料観戦者数増加を目指すソフト面の戦略シナリオ策定のために
LTV(Life Time Value(ライフタイムバリュー):顧客生涯価値)を高めるために、顧客流入の導線を見直すことがあります。その場合、俯瞰的に把握することは戦略的な視点から非常に役立ちます。定量データと定性データを組み合わせて経路分析を行うことで深い洞察が得られます。
スポーツスタジアムのような大きな施設への集客、特に有料チケットを購入して来場してくださる顧客を増やしたい、そのような事例です。ハード面の改善は時期を見て大きな投資を行いますが、ソフト面の充実は日々改善できます。どのような改善が有料チケット購入につながるかについて「感性データ」の活用が有用です。
7.強みを知り組織を強化するための最適人材配置のために
BtoBビジネスの事例です。市場シェアが変化している(特に低下している)と感じた時点で、取引先企業様への顧客アンケートを行うことをお奨めします。ヘビー層から離反層まで、層別にご意見を聴きしっかり分析すると、自社の組織編制やバリューチェーン(価値連鎖)を見直すことができシェア拡大を目指せます。
以上が『マーケティング・テクノロジーフェア東京2024』にて弊会が講演させていただいた【「感性マーケティング」から見えてくるもの。声から「深層心理」を分析する、顧客起点のマーケティング】に関する内容のご紹介となります。
主催会社インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)様にはお世話になりました
下記写真の左は、弊会を担当してくださった、主催会社インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)の米田彩様です。最初から最後まで担当してくださり大変お世話になりました。
写真:弊社スタッフ撮影。(左)インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)事業推進部 セールスコーディネーター 米田彩様、(右)一般社団法人日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)理事 堀内香枝(講演者)
講演の際にお配りした/会場設置のチラシ2種はこちらからダウンロードいただけます
◎JMLAダウンロードチラシ1
「感性マーケティングーもっと売りたい!と思っていませんか?」
「既存商品の売上向上」、「既存商品のシェアアップ」、「新規のユーザー・顧客獲得」を目指すために、「感性マーケティング」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
1.顧客ニーズを起点に、現状の課題把握をすることで顧客の期待を理解することができます。
2.訴求すべきターゲット層と彼らが感じる商品の価値を理解することで訴求コンテンツのコンセプトを策定することができます。
3.ターゲット層が目的(問い合わせ、申し込み、購入等)に到達するための最適なコミュニケーション経路を俯瞰的に把握することで、今後のコミュニケーション戦略の実行や見直しに役立てることができます。
4.事業に関わる社内キーパーソンの感性情報(定性情報)は自社の強みを再確認することにおいて非常に有用です。その感性情報を構造分析法を用いて分析することによって、自社の強みを活かした戦略を立案できます。
◎JMLAダウンロードチラシ2
「システマティックな商品企画NeoP7ー新商品開発に困っていませんか?」
次のような課題をお持ちの企業様に、お勧めです。
新商品企画・新商品開発のお悩みや課題
- アイデアが出ない
- 思い付きで開発している
- 潜んだニーズが読めない
- お客様に受け入れられるかわからない
- システマティックにできない
不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
お客様の声からもっと売れるを見つけ出します。
顧客の感性を分析し「もっと売れる!」を実現する感性マーケティング
最後に、「感性マーケティング」および「商品企画NeoP7システム」に関するスキルを習得いただける実用資格講座をご案内いたします。ご興味をお持ちの方は続けてお読みください。
◎「感性マーケティング」に関する実用資格講座のご案内
感性マーケティングは、企業側(つくり手)の思いだけではなく、顧客側(使い手)の価値観を理解する、共に創る「共創」という考え方が欠かせません。「共創」という考え方を実践すると「付加価値」が高まります。その「付加価値」が「経済価値」を生み出します。
<感性が経済価値を生む>
一人一人違う顧客の感性を理解しながら適切に対応することにより、「もっと売れる!」を実現することが出来ます。商売繁盛をもたらすものが『感性マーケティング』です。
『感性マーケティング』を勉強してみませんか。↓ ↓ 必ず役立ちます。
感性マーケティングの実用資格講座『JMLAマーケティング解析士プロフェッショナル 感性』です。
「データ分析・感性データ分析」と「マーケティング戦略」を結び付けられる力は、基礎マーケティングを理解できているかがとても重要になります。3C、4P、STP、SWOT、5F、PESTといった基本のフレームワークは使いこなせていますか? 戦略を考える立場を目指す方にとってはマストの思考です。ちょっと自信ないかなと思う方はご覧になってみてはいかがでしょうか。↓ ↓ 必ず役立ちます。
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◎「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご案内
続いて、「商品企画NeoP7システム」に関する実用資格講座のご紹介です。
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JMLA 事務局
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