★感性マーケティングブログ★ 消費者インサイトは、企業にとって何が得られるのか?!
最近、「インサイト」という言葉が、再度良く見受けるようになりました。
「消費者インサイト」の重要性が再認識されていることが原因と考えられ、消費者の行動理由の背景である「感性」分析を長らく手掛けてきたものとしては、うれしい傾向です。
行動理由を掴むのが難しい「Customer(顧客)」分析
3C分析の中でもなかなかその実態を掴むのが難しいのが、「Customer(顧客)」分析です。
購買履歴やアクセス履歴という「ビヘイヴィア変数」(定量データ分析)により、【何が】どのくらい売れているのかということは簡単に把握できますが、【何故】という購買理由は把握できません。
売れているもの、不調なものが分かれば、強化すべき商品が明確になり、販売促進の強化・効率化などが図れます。
しかし、「何故そういう結果になったのか。」という、消費者の行動理由を把握できなくては、次の一手【次にどのような商品を開発すべきか。不調な商品をどのように改善すべきか。どのようなコミュニケーション戦略をとれば良いのか。など】が打てません。
そのような課題を解決してくれるアプローチ方法の一つが、「消費者インサイト」(定性データの分析)の把握です。
「消費者インサイト」とは
それでは、そもそも「消費者インサイト」とは何でしょうか。
消費者インサイトとは、『消費者自身の行動や思惑の奥にある、消費者本人さえが気が付いていない潜在的な欲求。』です。つまり、人間の『感性』が生み出す根源的価値感が求めるモノと言えます。
インサイトとは、人間が持つ本質的価値観=感性が生み出すものを探り出すアプローチであると言えます。
『消費者インサイトから新しい価値やビジネスチャンスを創出する』
消費者が、【何故】その商品を買ったのか、或いはサービスを選択したのかが把握できれば、新たな顧客獲得の気づきが得られたり、新商品開発コンセプトが得られたり、新規ビジネスチャンスの発見ができたりと、企業にとってはいいこと尽くめなのです。
何故このアプローチが、知られてはいるが、なかなか活用できていないのかというと、肝心な「インサイトをどうやって把握するか」というノウハウや分析手法を保有しているところや教えている機関・団体がないからです。
JMLA(日本マーケティング・リテラシー協会)のスタッフは、「消費者インサイト」を「消費者の感性価値」という言葉で表現し、長年その分析を手掛けてきました。
インサイトという言葉は気になるし、なんか大事そうだけど、自社ではどのように実践すればよいかわからない。
とお悩みの皆さん、
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※「消費者インサイト」を解明する方法を具体的事例により紹介します。
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森田 広一
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